インタビュー Andreas Kraushaar

自己紹介をお願いします

はじめまして、私の名前はAndreas Kraushaar (アンドレアス・クラウザール) です。ドイツ生まれ、ドイツ在住です。Fograでの仕事以外の時間は、サッカーの審判に情熱をそそいでいます。この二つはまさに理想的な組み合わせです。サッカー競技場とFograの職場、いずれにおいても中立性とルールがそのすべてです。

 

 

ご経歴をお聞かせください

イルメナウ工科大学でメディアテクノロジーを学びました。大学ではカラー画像処理を専門に学び、その後アーヘン大学で色彩科学の博士号を取得しました。

 

 

FOGRAでのあなたの役割は何ですか?

2001年からFograのプリプレス技術の部門長を務めています。特にデジタル印刷および3D印刷におけるICCカラー管理、カラー画像処理および画質評価を専門にしている部署です。

 

 

TC130委員会とは何ですか?また、あなたの役割は何ですか?

ISO TC 130 (技術委員会–グラフィックテクノロジー) は、印刷業界の国際標準化団体であり、専門用語、プリプレス、印刷、ポストプレス、クライメイトニュートラリティ (気候中立性)、材料および認証の分野で働く国際的な専門家グループで構成されており、約2年に一回会合を開いています。例えば、今年は春に香港、秋に米国のレヴィで会議を行ないました。私は、ワーキンググループ3 (プロセス制御および関連する計測) の議長です。

 

FograのウェブサイトにあるISOニュースのセクションでは、印刷業界についてのすべての関連する開発項目に関する最新の概要について、関心を持つすべての人に情報を提供しています。

 

標準化についてどう思いますか?また、標準化が非常に重要である理由をお聞かせください。
ISO規格に取り組むことはFograにとって長期的な投資です。しかし、個々のISOプロジェクト/規格について、そのサポートに関心を持っているメンバーもいます。独自の規格または国の規格に的を絞っている他の多くの組織と異なり、労力がいることではありますが、私たちは長期的な議論を重ねたうえで国際的な専門家とのコンセンサスを得ながら物事を処理していきたいと考えています。こうして得られた国際的合意をもとにFograCertサービスを提供しています。

 

 

PSOについて少し教えていただけますか。

PSOは、私がFograで初めて取り組んだプロジェクトです。私の上司であり今でもメンターであるFred Dolezalek博士はPSOの父ともいえる方です。

 

PSO (Process Standard Offset) は、最適で安定した信頼性の高い印刷製品を作成するための国際ISO 12647シリーズ規格に準じたシステムです。ドイツ印刷メディア協会 (bvdm) の協力のもと、Fograによって国際的に開発および標準化されました。

データ収集から最終印刷にいたるまで、印刷製品を製造するためのスタンダード化されたアプローチの概要がPSOには示されています。

Fograは、PSO (ISO 12647) 認証に対する大きな国際的需要に対応するために、ドイツ語圏以外の国でも、資格をもつ私たちのパートナーが印刷会社の認証取得をできるよう支援しています。PSO認定パートナーはオンサイト認定のプロセスを実施し、Fograとbvdmが作業を評価して認定証を発行します。

 

 

印刷業界の将来に関するあなたのビジョンは何ですか?

その将来は平坦な道ではないかもしれません。ニッチな環境、必ずあるチャンスの中で、留まることなくペースを維持することが大切です。そのためには、最新の研究を続け、国際的な専門家が集まるFograの近くで情報を常にアップデートすることが大切だと思います。

 

 

 

FOGRA (Fogra Research Institute for Media Technologies)は、印刷産業およびメディアテクノロジーの未来をけん引する技術に関して研究開発を行っている国際的な機関です