日本・海外における制作現場 持続可能のために求められる進化

日本・海外における制作現場 持続可能のために求められる進化

日本・海外における制作現場 持続可能のために求められる進化 1717 1093 altavia

印刷の作業工程における規格化・標準化は本来避けては通れないものです。日本のように独自の規格化を進めている国がある一方で、日々規格に改良を加え、規格の統一を進める欧米のような国もあります。海外と日本での両方での実務経験があり、2016年からアルタヴィア・ジャパン代表を務める井上に話を聞きました。

 

まず、簡単にバックグラウンドを教えてください。

キャリアをスタートしたのは日本です。アメリカとヨーロッパの市場に向けた「ハローキティ」のデザイン開発に携わりました。グラフィック・アートの業界ではありましたが、日本での働き方、社会人としてのマナーなどしっかり経験しました。

その後フランスに渡り、15年間フランス現地の広告代理店で仕事をしました。そこでグラフィック・アート業界でのルールやプロセスを知ることができました。



日本とヨーロッパのプロセスが非常に違っていると気付いたのですね。

その通りです。実際にはアルタヴィア・グループに入って、アルタヴィア・フランス本社(パリ)でカラーマネージメントとワークフローのエンジニアだったエルベ・リヨデ(Hervé Lyaudet)さんに出会ってからなので、2016年ですね。

フランス生活が長くなっても、逆に長くなればなるほど日本人であることに誇りをもって、品質、真面目さと几帳面さで知られる日本の働き方に並ぶものはないだろうと考えていました。でも、彼と知り合ってヨーロッパの技術やプロセスなどを知れば知るほど、ちょっと違うんじゃないかと。一見日本人はすごく細かく品質にこだわっているように見えるんですけど、ただ技術が追い付かなくて非効率なやり方を続けていたり、物理や化学に基づかない説明が普通になっていたり、ただのガラパゴス化だと気づきました。

例えば、日本ではまだ一般的な「本機本紙校正」(オフセット印刷機での校正刷り)ですが、ヨーロッパでは20年前にもう使われなくなっています。印刷会社が入稿データをいじって色を合わせるとか、印刷機で微調整して仕上げる・・ということもないですね。欧米人は雑だから、と決まって言う人がいますが、本当でしょうか?欧米には世界になだたるラグジュアリーブランドもあって日本のようにとても厳しい品質管理をしています。

では何が違うのかというと、実はとてもシンプルなのですけれども・・それぞれのプロセスで正しい規格や技術に基づいて責任をもってプロの仕事をしている、ということなんですね。自分の指定した色を印刷で表現したいなら、デザイナーや技術者がきちんとデータを作る。印刷を担当するエンジニアは、印刷の機械を正しくメンテナンスして、常に安定させておく。簡単そうですけれど、実現するためにはきちんとトレーニングもされないといけないですし、認証の取得も必要です。欧米ではきちんと教育が行われているので、意外かもしれませんがスキルがとても高く、効率的で高い品質管理が実現できているのです。

アルタヴィア・グループはヨーロッパのグラフィック・アート業界の規格を決めているFOGRAの会員として、最新の技術を常にアップデートしています。クリエイティビティだけではない、高い技術力とともにプロセスをシンプルし、顧客へよりよいサービスを提供する、それがアルタヴィアの使命です。

 

アルタヴィア・ジャパン株式会社

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